* S P I C E *

スキンケア・コスメのレビュー、読書感想、資格勉強、株・投資!気になることにドンドン挑戦するブログです☆

石けんづくりの手順♪ はちみつとジンジャーの石けん

手作り石けんに興味を持ち始めてから約半年、現在は月イチのペースで石けんを作っています(*^_^*)

以前は本を見ながら、材料も本の通りに作っていましたが、最近ではだいぶ要領が分かってきまして、自分の好みで材料を考えて作れるようになりました!

ということで、今回は石けんづくりの流れをご紹介したいと思います☆

 

石けんづくりの手順 はちみつとジンジャーの石けん

今回ははちみつとジンジャーの石けんを作っていきたいと思います。食べてもおいしそうですが、肌に使っても効果がありそうな組み合わせだと思って選びました!

 

材料の使用量を計算する

まずオイルの量を計算します。ここでは作りたい石けんの量や、石けんの性質を考えていきます。

私の場合は1回あたりオイル380gがしっくりきていますので、この量に合わせてオイルの配分を決めていきます。まずオリーブオイル多めでしっとりと、肌に刺激が強めと言われているココナッツオイルは少なめにして泡立ちも抑えめで、石けんの硬さは十分に欲しいのでホワイトパームオイルは通常の量で、そして少し遊びの気持ちでシアバターを加えて保湿力をアップしてみます。

つぎに苛性ソーダの量を計算します。オイルにはそれぞれけん化価という数値があり、石けんに化学反応させるために必要な苛性ソーダの量が違います。使用するオイルの種類ごとにそのけん化価を用いて苛性ソーダの量を計算します。けん化価や計算式は私の愛読書「ハーブ・アロマを楽しむナチュラルソープのつくりかた(誠文堂新光社)」をぜひご参照ください。計算ミスに要注意!

また化学反応後に苛性ソーダが石けんに残っていたら大変危険なので、通常は求められた量の80%~90%にディスカウントして使用します。安全のためにあえてオイル分を石けんに残すという方法です。

そして苛性ソーダを溶かす水の量を計算します。「ハーブ・アロマを楽しむナチュラルソープのつくりかた(誠文堂新光社)にはオイルの35%と書かれているので、今回はオイル380gに対する35%ということで133gの精製水を使用します。

最後に精油の量を計算します。この計算式についても「ハーブ・アロマを楽しむナチュラルソープのつくりかた(誠文堂新光社)」をご参照いただけたらと思います。精油も人によっては避けたほうがいいものがありますので注意が必要です。

 

f:id:kokkoblog:20190309134142j:plain 

 

オイルを温める

まず鍋に水を熱し、その中にオイルを入れて温めておきます。先日行った生活の木さんのセミナーではIHヒーターで温度を保ちながら温めていたのですが、我が家にはそんなに都合のいいものはありません(-_-;)

 

f:id:kokkoblog:20201206222105j:plain

 

型をつくる

今回は牛乳パックで石けんを固めるので、使いやすいように切って輪ゴムでとめます。これも「ハーブ・アロマを楽しむナチュラルソープのつくりかた(誠文堂新光社)」で紹介されている方法です。

専用の容器も売っているのですが、私は使い捨てることができる牛乳パックや紙コップなどで済ませてしまっています。

 

f:id:kokkoblog:20201206222127j:plain
 

苛性ソーダを精製水で溶かす

さっそく石けんづくりの始まりです。計算した量の苛性ソーダに精製水を加え、透明になるまでガラス棒で慎重に混ぜます。このとき温度が急激に上がりますのでやけどに注意してください。また苛性ソーダは強アルカリ性で、直接触れると失明など大変なことになりますので、ゴーグルやマスク、ゴム手袋、エプロンなどで完全防備で作業を行います。決して気を抜かないようにしましょう。

 

f:id:kokkoblog:20201206222219j:plain
 

そして使い終わった道具は酸性のスプレーでその都度中和します。私はDAISOで購入したクエン酸スプレーを使っています。お酢を少し水で溶かしたものでもいいそうです。 

 

f:id:kokkoblog:20201206222251j:plain

 

オイルを準備する

温まったオイルを計量します。今回はオリーブオイル 230g、ココナッツオイル 50g、ホワイトパームオイル 70g、シアバター 30gを使います。

 

f:id:kokkoblog:20201206222319j:plain
 

苛性ソーダ水とオイルを混ぜる

苛性ソーダ水とオイルがそれぞれ40℃程度に揃ったタイミングで混ぜ合わせます。苛性ソーダ水はボールを流水に触れさせることで一気に温度を下げることができます。

 

f:id:kokkoblog:20201206222429j:plain

 

 オイルのほうも温度を確認します。

 

f:id:kokkoblog:20201206222448j:plain
 

温度が揃いましたので、苛性ソーダ水をオイルのボールに慎重に加えていきます。

 

f:id:kokkoblog:20201206222507j:plain

 

そしてここから泡だて器でひたすらかき混ぜます。化学反応が進んでいくにつれトロミが出てきます。約10分~15分かき混ぜていきます。

ある程度トロミが出てきたら今度はハンドミキサーの力を借ります。ハンドミキサーを持ち上げて表面に跡(トレース)が付くようになったらかき混ぜ終了です。

最後にまた泡だて器で仕上げることでキメが整います。

 

f:id:kokkoblog:20201206222526j:plain

 

トッピングを加える

最後にはちみつとしょうがのすりおろしを加えて、全体に混ざるくらいまでで簡単にかき混ぜます。

 

f:id:kokkoblog:20201206222546j:plain

 

 仕上げに精油を加え、香りが飛びすぎないように優しく混ぜ込みます。

 

f:id:kokkoblog:20201206222605j:plain
 

写真を撮り忘れてしまったのですが、初めに作った型に生地を流し込みます。段ボール箱の中などで温度を保ちながら1~2日置きます。

 

型から出してカット、熟成させて完成

1~2日置いたらまず型から出します。そのまままた1日置いて、好きなサイズにカットします。

 

f:id:kokkoblog:20201206222626j:plain

 

そしてまたここから化学反応がじっくり進んでいきますので、約1ヶ月熟成させ石けんが硬くなったら出来上がりです。

 

いかがでしたでしょうか(^o^) 自分の好みの石けんを作れるようになって、元々スキンケアが好きな私は、自分に合うものを自分で作れるといことに大きな満足感を感じています☆

石けんづくりは苛性ソーダという劇薬を使うので危険を伴う作業ではありますが、私の場合はまず生活の木さんのセミナーを受けてから自分で作り始めたので順調にマスターすることができたのだと思います。

興味をもたれた方は、ぜひ安全な石けん作りのため、経験のある方に教えてもらってから挑戦してみてください!

 

【ポストお届け可/50】 ハーブ・アロマを楽しむ ナチュラルソープのつくりかた 【手作り石鹸/手作り化粧品/コスメ/書籍/本】

価格:1,944円
(2019/3/9 15:20時点)
感想(2件)